二枚目 good-looking man 2004 2 5

 美人は、何かと得をするから、美人税をかけた方がいいと聞く。
これは、女性だけでなく、男性にも言える。
 日本では、政治家の学歴問題が、大きな話題となっているが、
「ニューズウィーク日本版 2004 2.11」のPerspectivesを読むと、
どうやら、海外では、政治家の美容整形手術が話題になっているらしい。
 しかし、これは、重要なことかもしれない。
ブッシュ大統領の父親が再選できなかったのは、
彼は、二枚目ではなかったから。
そんな話を聞いたことがあります。
 確かに、ブッシュ大統領の父親を落選させるほど、
経済政策は、ひどくはなかった。
ブッシュ大統領の父親の政策は、
外交も、経済も、優れてはいなかったけれど、
不合格でもなかった。
 ここに、民主主義の限界があります。
政策を理解できない国民が多いならば、
その国民は、「顔」と「学歴」で、政治家を選ぶのです。
実に情けない。
 ここで、こういう場合は、マスコミに、重要な役割があるのです。
難解な政策を、国民に、わかりやすく伝えるという役割です。
ところが、多くのマスコミは、政府の情報を、ただ、流すだけになっていたのです。
要するに、多くのマスコミは、政府の広報機関となっていたのです。
これに反論があるならば、イラク開戦前の記事をよく読んでほしい。
記事には、データベースというものがあります。
それでも、多くのマスコミは、
国民の「忘れやすい」という性質に助けられている。
 民主主義を実施するには、
まず、国民に、政策を理解できる能力があること。
そして、良識あるマスコミが発達していること。
 今の状況では、政治家は、
「美容整形」と「学歴」に励むしかないのかもしれない。
政治家の世界は、きびしいですね。
 それに比べて、投資家の世界は、実力主義の世界です。
「自分の顔が、二枚目か」、あるいは「自分の学歴が、一流か」について、
気にする必要は、ないのです。
 株価が調整している時は、
チャートを勉強するか、
企業会計を勉強するか、
努力すべきです。
投資家は、顔や学歴ではなく、努力が、果実となって与えられます。

政治意識 political awareness 2004 1 22

 現代という時代は、政治意識が、問われている時代なのです。
現代の独裁者は、選挙で選ばれてから、独裁者になっているのです。

 歴史を振り返れば、こんなことがありました。
1933年、政権を握ったヒトラーは、議会を解散しました。
そして、選挙期間中に、国会放火事件が起きると、
これを、共産党の陰謀(真相は不明です)として、共産党を弾圧したのです。
 選挙で圧勝したナチス党は、
1933年3月、「全権委任法」を成立させたのです。
 この「全権委任法」とは、
ヒトラーに対し、議会の同意なしで、
自由に法律を制定する権限を認めるものです。

これを、「狂犬が、やったことだ」と言うのでしょうか。
しかし、狂犬にかまれた者も、その狂気が移るのです。

 ヒトラーは、彼の著書「我が闘争」で、このように書いています。
「民衆の圧倒的多数は、
冷静な熟慮より、
むしろ、感情的な感じで考え方や行動を決めるという女性的素質を持っている。
 大衆の受容力は、非常に限られており、
理解力は小さいが、
そのかわり、忘却力は大きい。
 効果的な宣伝は、重点を、うんと制限して、
そして、これをスローガンのように利用し、
継続的に行なわなければならない。」
































































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